中学受験の重要課題、過去問題への取り組み方
過去問題への取り組み時期
過去問題へ取り組むのは6年生の秋以降が一般的です。基礎が出来ていないうちに過去問題に取り組むと、思うように得点がとれず、自信を失う可能性があります。夏休みに基礎固めを図り、ある程度の基礎学力がついたと判断できた時点で、過去問題に取り組むようにしましょう。
過去問題への取り組み方
過去問題に取り組むことで、「過去にどんな問題が出題されているのか」、「出題の形式はどのようなものか」といった、志望校の入試問題の出題傾向を知ることができます。
過去問題に何度か取り組み、その中学校の出題傾向がわかってくると、実際の入学試験の際の時間配分をどのようにすれば良いのかもわかってきます。最初から順番に問題を解いていくのではなく、できる問題を先にすませ、後でじっくり時間をかけて解答すべき問題に取り組む、といった受験のテクニックについても、過去問題に取り組む中で、身につけていきましょう。
学習塾と過去問題との兼ね合い
学習塾に通っている場合には、塾の宿題などに追われ、過去問題をやる時間がとれない場合があります。学習塾の勉強を中心に基礎を固めていくことは重要なことです。しかし、過去問題に取り組まずに本番の入学試験を受けることは、敵をまったく知らずして戦うようなもの。ある程度の時期が来たら、過去問題を優先して取り組んでみる、といった割り切りも必要です。
また、過去問題の中から塾の宿題や学習内容に合わせた問題を抜き出して解いてみるなど、学習方法を工夫し、時間を有効に使いましょう。
捨てる問題を把握する
中学受験においては、入学試験で満点をとる必要は全くありません。合格最低点で合格したとしても合格は合格です。また、実際の中学受験での合格不合格のボーダーラインは6割から7割のラインです。本当に苦手な問題や超難問に無理に立ち向かわず、基礎的な問題や、普段なら必ず得点できる問題を確実に解くことが、合格への近道なのです。
そのためにも、捨て問題を把握することが重要です。過去問題に取り組みながら、どの問題を捨てれば良いのか、どんな問題を確実にとらなければならないのか、しっかりと認識するようにしましょう。
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