中学受験をするなら、4年生からしっかり準備を進めたいですね。
親子で一緒に遊び、楽しく学ぼう
親子で一緒に時間を過ごせる休日や夏休みなどは、子供にとってとても楽しみなものです。親子でいろんな場所へ遊びに行きましょう。実体験を基にした記憶はしっかりと頭の中に残るもの。家族で旅行に出かけた場合など、行き先の県名や都市名、特産品、山や川、海の名前などすんなりと覚えることができるものです。
遠くに旅行にいかなくても、博物館や科学館、プラネタリウムなど、ちょっとした場所へ行ってみましょう。親子で一緒に出かけたということ自体が、子供にとっては嬉しいもの。楽しかった思い出は心に残るので、物を学ぶことができる場所に親子で遊びに行くということは、非常に効率の良い学習方法とも言えるでしょう。
外出先で子供が感じた、ちょっとした驚きや疑問は特に大切にしましょう。ほんの少しのきっかけが、子供の学習意欲や興味を生み出します。親子の会話の中でも、子供が感じた疑問に対して、「どうして疑問を持ったのか?」、「親としてはどういう感想を持ったのか?」、「子供はどう思ったのか?」、「その疑問をどうやって解明していくのか?」など、一緒に考え、楽しんで学んでいきましょう。子供に聞かれたことに、すぐ答えるのではなく、疑問や感想をきっかけにして、学びの気持ちを大きく育てていくことが大切です。
長期の旅行は4年生のうちに
5年生になると学校や学習塾での勉強の進み具合も速くなってきます。中学受験を考えた場合、この時期に長期間勉強から離れてしまうとその遅れを取り戻すのはひと苦労です。5、6年生になったら長期の旅行はしばらくお預けと考え、長期旅行は、4年生のうちに行っておきましょう。
4年生はたくさんの生活体験ができる時期です。数多くの生活体験はその後の勉強にも役立ちます。ゴールデンウイークや夏休み、シルバーウィークなど、長期の休みが取れる時期に、日常の生活では出来ない、たくさんの体験をさせてあげるようにしましょう。
本を読もう
国語の力をつけるには読書が非常に効果的です。しかしながら、たくさんの本を読み、国語の力をつけるには時間がかかります。国語力は中学受験の基礎学力となる重要なものですので、4年生のうちからたくさんの本を読むように心がけましょう。
家族で本屋へ行き、子供と一緒に本を選びます。子供が読みたがる本はマンガばかりかもしれません。けれども4年生で文学作品を読みたがる子供はそうそういるものではありません。まずは子供が読みたいと思う本を読ませ、読書の習慣を作ることを第一に考えましょう。
自分で欲しがった本であっても、少しだけしか読まず、ほおって置く本もあるかも知れません。そんな時でも怒ったりせず、その本を読む時期が、今ではないと思うようにしましょう。4年生のうちは色々な本を手にとることが大切です。子供に、本を読むことが苦痛だと思わせないことが重要なのです。さまざまな本を手にしてるうちに子供には自然と好きな本ができてくるものです。
親子で一緒に教科書を読むのも良いでしょう。教科書にのっている話の中で、子供が好きな話があれば、その話を書いた作家の本について調べてみるといいでしょう。また、子供が興味をもった話と同じような話題の本を探してみてもよいでしょう。子供なりに感性の合う作家の本や興味をもった話題についての本に触れていくことで、だんだんマンガ以外の本も手にするようになるでしょう。
それでもマンガのほうがとっつきやすくて好きだという子も多いです。歴史物などは、マンガで学ばせるという方法もあります。偉人の伝記などをマンガにしたものなど、読んでいても楽しく、気に入ってたくさん読んでいたおかげで自然に歴史についての知識がついたという子もたくさんいます。
本を読むことで、読解力は必ずついてきます。しかし、読書の効果が現れるのには、かなりの時間がかかります。4年生のうちは読書の効果について過剰の期待をせず、「たくさんの本を読む」、「たくさんの本を手にする」、ということを第一に考えましょう。
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