中学受験にあたっては保護者も勉強しましょう。
中学受験情報はしっかり収集する
中学受験にあたっては、積極的に受験情報を集めましょう。受験情報の入手先としては
・ご近所の保護者や友人間での口コミ
・中学受験関連の書籍
・TVや雑誌の特集
・ウェブサイト(中学受験関連のホームページ)
・インターネットの掲示板
・学習塾のチラシやホームページ
・家庭教師派遣会社のチラシやホームページ
・中学受験関連のメールマガジン
などがあります。
メールマガジンやチラシなど商売目的のものもありますが、商売目的のものの中にも意外に役に立つ情報はあるものです。
最近ではビジネスマン向けの雑誌にも中学受験関連の記事が特集として取り上げられることも増えています。さらに一般の週刊誌などにも中学受験の成功例や失敗例、保護者の子供への接し方など中学受験に役立つ記事がのせられている場合も多いものです。中学受験に関する情報を常に意識し、数多くの情報を手に入れるように努めましょう。
ただ、情報の中には良質の情報もあれば、役に立たないものもあります。保護者としては、他人の話をうのみせず、よりよい情報を選別することも必要です。
偏差値とは何か?
偏差値とは、標準の数値からどのくらいずれているかを表した数値のことで、模擬試験や入学試験の場合はある受験者の得点が全受験者の中のどのくらいの位置にあるのかを意味しています。
偏差値を使うことで、ある100点満点のテストで90点をとったので、いい成績だ。などと単純に考えるのではなく、実はそのテストの平均点は95点だったので、90点というのは成績としては悪い方だ。などということがわかります。逆に100点満点のテストで35点しかとれなくても、そのテストの平均点が28点だとしたら35点という成績は良い成績ということになり、偏差値としては高い数字を表すことになります。
偏差値はある試験の各受験者の得点を、『全体の平均値が50、標準偏差が10になるように』修正して数字化されます。標準偏差とはデータの散らばり度合いを表す数値です。
偏差値はその試験の受験者のレベルに影響されることがあります。極端に成績が悪いグループがあったり、逆に良すぎるグループがあったりするとデータの散らばり度合いが大きくなってしまい偏差値として正確な値がでない場合があります。
あるテストを毎回同じ受験者が受験する場合には、過去の偏差値と最新の偏差値とを比較して、自分の成績がどのくらい伸びているかを把握することができます。
偏差値とは上手に付き合おう
中学受験の模擬試験を受験した場合などに出る偏差値は、模擬試験における出題範囲や傾向によって、かなり上下する場合があります。受験生の出題された問題の範囲が得意なのか?試験の準備が上手く出来ていたかどうかによって試験結果は変わってくるからです。
もちろんあらゆる範囲にまんべんなく実力をつけていれば、試験ごとの偏差値の変動は少なくなってきます。とはいえ子供にはどうしても得意、不得意はあるものです。自分の得意な分野や不得意な分野、勉強が上手くいっている分野やそうでない分野などについて、模擬試験の偏差値を参考に分析し、弱点をカバーしていくようにしましょう。
また、子供に勉強の成果を実感させるには偏差値が有効な場合もあります。模擬試験で高い偏差値が出た場合には、それを理由に子供を誉めてやることで、子供にも達成感や喜びを与えてあげることができます。
保護者が偏差値という数字を過剰に意識し、偏差値の上下によって一喜一憂して冷静さを失うことのないように気をつけて、偏差値とは上手に付き合っていくようにしましょう。
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